人気ブログランキング | 話題のタグを見る

商店街の中心にある登録有形文化財の銭湯-西舞鶴若の湯


丹波・丹後地方を中心とした未訪問の町を訪ねまた再訪しながらと計画した探訪で、泊るのはやはり古い旅館と思い、宿は西舞鶴の「茶又旅館」を選んだ。食事は提供しないということで町中の飲食店などを調べていると、旅館の近くに古い銭湯があるのを知った。しかも登録有形文化財であるという。

市内にはもう1件文化財の銭湯があるとのことで、どちらかというとそちらの方がより味わい深そうと思っていたところ、宿に泊まる土曜は定休日だという。そこで旅館からすぐの所であるこの「若の湯」をぜひ利用したいと計画した。この銭湯は、西舞鶴の商店街の中心ともいえる一等地に立地し、明治36年創業、今の建物は大正12年に建てられたものだ。外観は二階建てで左右対称に湯気の排気口が屋根に突き出し、銭湯としては大柄で見栄えのする建物だ。


扉を押して建物内に入るとすぐに番台があり脱衣所が見える昔ながらの銭湯の形で、脱衣所には何人もの姿があり、浴場内も地元客と思われる年配の人から若者のグループまで10人近くと盛況だった。もうすこし人が少ない方が落着いて味わえるのは確かだが、今日はもう1軒が休みで、週末の夕方に空いていてはいけないだろう。洗い場は蛇口が7~8基(シャワー付きが5基程度)、浴槽は2槽ありそれぞれ3・4名程度入れる。

私は多くの銭湯に入っていないのでその違いはよくわからないが、関西の銭湯では浴室の壁はタイル絵が多いとのことだ。しかしこの銭湯はペンキ絵で、しかも2018年に新しく描かれたのだという。現在銭湯絵師は全国に3名ほどしかない由。この絵を目当てに来る客もあるらしい。


なお湯は温泉ではないが地下水を使用している。付近は豊富な地下水に恵まれた所で、商店街には水が湧き出して飲んだりできるようになっている箇所がある。塩素消毒されているのはやむを得ないものの肌触りが幾分柔らかいように感じられた。

利用者が多かったこともあり脱衣所にもあるというこだわりの意匠をじっくり見ることが出来なかったのは少々残念ではあったが、賑わいぶりに若い人などの新たなファンを得て活気を帯びているように感じた。

(2023.10.21訪問)

※建物内の画像は京都府作成の紹介サイトより




商店街の中心にある登録有形文化財の銭湯-西舞鶴若の湯_a0385880_13444079.jpg

若の湯の正面全景




商店街の中心にある登録有形文化財の銭湯-西舞鶴若の湯_a0385880_13443271.jpg




商店街の中心にある登録有形文化財の銭湯-西舞鶴若の湯_a0385880_13443606.jpg

正面二階部の様子




商店街の中心にある登録有形文化財の銭湯-西舞鶴若の湯_a0385880_13442594.jpg




商店街の中心にある登録有形文化財の銭湯-西舞鶴若の湯_a0385880_13442122.jpg

入口付近と番台※




商店街の中心にある登録有形文化財の銭湯-西舞鶴若の湯_a0385880_13441727.jpg
脱衣所の様子※



商店街の中心にある登録有形文化財の銭湯-西舞鶴若の湯_a0385880_13441287.jpg

2018年に更新されたという浴室内のペンキ絵※




商店街の中心にある登録有形文化財の銭湯-西舞鶴若の湯_a0385880_13440495.jpg

商店街には地下水が湧き出している箇所がある 若の湯も地下水が使われている


by mago_emon3000 | 2023-11-12 13:46 | 近畿の浴場 | Comments(0)