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もとは旅館だった秘湯-庄原市・高尾の湯

庄原市とはいいながら市街地からは程遠い旧西城町の外れに篠原温泉という温泉場があるとの情報をふとしたことから得た。温泉街は形成せず、「高尾の湯」という日帰り施設のみという。確認すると芸備線と木次線の分岐駅である備後落合駅から国道を少し走った位置にある。こんなところに温泉などあったかなと思いながら別の目的も併せて訪ねることにした。

小さな標識を頼りに向うと、広い砂利の空き地の先に赤瓦の建物が見えた。小さな建物で駐車場?の広さと不釣り合いにも感じる。

年配の女性一人が受付と湯の管理を行われているようで、私が今日初めての客らしくこれから湯を入れるとのこと。見るとタイル張りの趣のある浴室で、昔の我が家といった感触を抱いた。湯はそばの渓流沿いから湧いているとのことで、それを沸かしているとのこと。火傷や皮膚病、胃腸病などに効能が高いとされ、昔から地域の方々に親しまれていたようだ。

PH11余りもあるとのことだが肌触りにそれほど特徴はなく、かすかに硫黄臭が感じられる。

浴室は男女別にひとつずつだが私しか客がいないので隣の女湯も確認してみた。こちらは窓の下に渓流が見え、川音を耳にしながらの湯浴みができる。

この「高尾の湯」は元旅館だったそうで、玄関側からは2階に見えるが、浴室が地下に降りたようなところにあり三階建てとなっている。受付のある1階と2階には客室があったらしく、現在は休憩室として利用されている。部屋の襖の意匠、木製の急な階段などに古くからの旅館らしい佇まいを残していた。受付の女性はもと女将として、宿を切り盛りされていたに違いない。

元女将は少し足腰が弱られているようで、少しでも続いてほしいものだ。また近くを通った時には寄っていきたい。(2019.09.23訪問)



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「高尾の湯」の正面



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浴室は階段を下りた半地下のような位置にある



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タイル張りの浴室 外光も良く入り明るい雰囲気だ



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隣の浴室(当日は女湯)の窓からは美しい渓流が見下ろせる



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旅館だった名残も見え この部屋は現在休憩室として利用されている



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旅館時代を思わせる急な階段


by mago_emon3000 | 2020-10-10 14:24 | 山陽の浴場 | Comments(0)