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甲武国境近くの民宿-三富川浦・民宿日の出荘

山梨県から埼玉県の山あいにかけて辿る探訪を計画し、初日の宿泊場所に少々迷っていたところ、この「民宿日の出荘」を見つけて予約した。甲府盆地と埼玉県秩父地方を結ぶ国道140号からほど近い。選んだのは日程上ちょうどよいという理由だけであった。

宿は「川浦温泉」のあるあたりから急な坂を上った集落にあるという。訪ねたのは9月下旬、日が随分短くなっており甲府盆地周辺の探訪を終えると薄暗く、集落の道を右往左往しているうちに、「日の出荘」の小さな看板を見つけることができた。それにしても、外観は一般の民家そのもので玄関先に小さな看板がなければ、なおもうろうろすることになったかもしれない。

子連れの客があるのか、玄関に向うなり子供の騒ぐ声が耳に入ってくると、何だかよそ様のお宅に闖入してしまったようだったが、お婆さんに部屋を案内されてようやく宿屋なのだという感触になった。玄関に入るといきなりピアノが鎮座しているのも民宿らしい。

建物は古いもののようだったが、内装は古さを感じなかった。ある時期にリフォームされたのだろう。しかし見た所客室は5室以上はあり、外見以上に大きな建物のようだ。田舎のお宅はこんなものなのだろうかと思う。なお風呂は、麓の「川浦温泉」にある共同浴場に入ってから訪ねたのでどのようなものかは知らない。

夕食は旅館並といっても良いレベルで、鹿肉、鮎の塩焼きのほか猪鍋も出てきた。看板に「いのぶた料理」との文字もあったので、豚との掛け合わせであるイノブタ肉だったのかもしれない。いずれにせよ地物を中心とした献立で、この料理内容で料金は6,000円余りだったと思う。

翌朝、朝食前に付近を散策すると斜面上に見応えのある集落風景が広がり、この宿もそんな中にあるのに気付いた。前日は暗くなってから着いたので様子がわからなかった。近くに最近重伝建地区となった上条集落があるが、それにも匹敵するような集落だった。

宿のお婆さんも客に過度に干渉することなく、逆にこちらの質問には親切に答え、このような対応が一番よいと思えた宿泊だった。

2018.09.22宿泊)


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民宿日の出荘の外観



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玄関先の風景 ピアノが置いてあった




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泊った部屋



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鹿肉・猪肉鍋なども盛り込んだ夕食



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看板に「いのぶた料理」の文字が(これは道端などに掲げられていて外されたものだろう)



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宿の周辺には見ごたえある山間集落が展開していた


by mago_emon3000 | 2020-08-30 16:36 | 関東・信越の郷愁宿 | Comments(0)