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市街地の外縁部に佇む旅館-徳島・大正楼

徳島駅から西に二駅目の蔵本駅付近は、郊外というより市街地の外側といった印象で近くには大学病院などがあるエリアだ。そのような一見殺風景な地区にも古い旅館が残っている。この大正楼は名のごとく、大正初期に創業というが詳しい年数は不詳とのこと。
しかし歴史が古いことを証明するものが客室内にある。欄間に軍旗が彫られた意匠のものがあることだ。明治末年に陸軍の施設が近くにでき、この旅館も関連する客が少なくなかったのだろう。このあたりは到着後ご主人に簡単に紹介していただいた。
市街地に位置することからビジネス利用に対応してか、内装は最近になって近代的な旅館風に改装されたようである。しかし建物全体から、年月を重ねた建物でしか味わえない重厚感が感じられた。
当日は宿泊者は私だけのようだったが到着後の食事なしから朝食付きへの変更も快く受け入れてくださり、感謝の宿泊であった。
阿波の小宿というキャッチフレーズ?で呼ばれているがまさにそれに相応しい宿であった。
(2017.12宿泊)

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軍旗を模した欄間の意匠も見られる

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by mago_emon3000 | 2019-10-16 22:29 | 四国の郷愁宿 | Comments(0)