街道港双方の客を受入れて-備前片上・ゑびすや荒木旅館(2)
「ゑびすや荒木旅館」続いてはレトロさや個性に満ちた館内の様々な風景を。
大広間の外廊下には電話室が 四番なのでかなり初期に電話が引かれた様子
電話室には番号表も残る
大広間の外廊下には応接室が
しかし屋根は建築当時の屋久杉の板なのだそう
庭や玄関先には備前焼の置物が多く それぞれオリジナル作品で貴重品という
この旅館、なんとか現状を維持しつつ延命したいといった宿も多い中で意欲的な経営スタイルを感じた。まず私が泊った翌週から風呂場をリニューアルされる予定とのこと。
私などは単純に古いものが残っている方が満足なのだが、歴史の点描を残しつつ現代の客にも対応させるというのが、古い旅館が永らえるには必須のことと思う。
女将さんもまだまだお若い方なので、エネルギッシュに展開してもらいたい。今後が楽しみな旅館である。
by mago_emon3000 | 2019-09-23 20:33 | 山陽の郷愁宿 | Comments(0)